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作品 |
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上演日程・会場 |
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第245回公演 アルビオン
作=М・バートレット 翻訳=小田島則子 演出=伊藤大 |
青年座「海外現代戯曲」シリーズ第6回目は、
イギリス戯曲『アルビオン』。
ロンドンで自社ブランドを立ち上げ、
成功を収めたオードリーは事業を縮小し、
かつて叔父が暮らしていた大邸宅を買い取り、
夫と娘と共に移住する。
20世紀初頭の英国式庭園のある屋敷に戻すためである。
そこに集まる人々の葛藤から、
彼女が「英国式庭園」再生に執着する、
その理由が浮かび上がってくる。
アルビオン(ALBION)とは、
グレートブリテン島の古い呼び方で、
英国や英国人の異称とされる。
自国主義に傾く先進国の今を描いた現代の『桜の園』。 |
2021年 5/21(金)〜30(日) 俳優座劇場 |
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第242回公演 ズベズダ ―荒野より宙へ―
作=野木萌葱 演出=黒岩亮 |
第二次世界大戦末期、
ソ連は多くのドイツ人科学者とその家族を連れ去り、
ナチスドイツの進んだ技術を吸収して、
秘密裏にロケット開発を進めた。
こうして1957年に初の人工衛星の打ち上げに成功、
61年には有人宇宙飛行を成功させたのだったが、
62年のキューバ危機により状況は一般する。
近年、民間企業も参戦したアメリカと、
中国による宇宙開発競争が激化している。
宇宙開発は人類にどのような影響をもたらすのか。
アポロ11号の月面着陸から50年を超えた今、
米ソの冷戦構造を背景に、野木萌葱が、
宇宙開発にかける科学者たちの夢と苦悩を描き出す。 |
2021年 9/10(金)〜20(日) シアタートラム |
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第246回公演 閔妃暗殺(仮題)
作=シライケイタ 演出=金澤菜乃英 |
朝鮮王朝は、日清戦争の結果、
下関条約で清の宗主権が否定され、独立国となった。
その後、ロシアを中心とした三国干渉により
日本が遼東半島を清に変換すると、朝鮮内部に、
日本の力を排除しようとする親露派が形成された。
1895年10月8日未明、日本の公司三浦梧楼が
極秘に暗殺団を作り王宮に侵入、
親露派の中心人物とされる、
王妃閔妃(明成皇后)を殺害した。
世界の外交史上他に類をみないこの事件は、
その後の朝鮮半島の侵略・植民地支配の
大きな節目となるのだが、
日本で知る人は少ない。
この歴史的事件を人間ドラマとして、
シライケイタが書き下ろす。 |
2022年 1/21(金)〜30(日) 東京芸術劇場 シアターウエスト |
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第247回公演 横濱短篇ホテル
作=マキノノゾミ 演出=宮田慶子 |
同じ高校の演劇部員だったハルコとフミヨは、その後、
女優と脚本家として違う道を歩き始めることになった。
二つの道は、ある時は離れ、ある時は近づき、
そして交差しながら人生の時を刻んでいく。
横浜の老舗ホテルを舞台に描かれた7つの短篇が、
ネックレスのようにつながって一篇の物語を編む。
そして、2013年初演の長篇ドラマが、遂に完結する! |
2022年 3/9(水)〜13(日) 紀伊國屋ホール |