旗を高く掲げよ

劇団青年座第227回公演


作=古川健
演出=黒岩亮

日程:2017年7月28日(金)~ 8月6日(日)
会場:青年座劇場

 


1969年に開場した青年座劇場が、まもなく50年を迎えようとしている。
常に新しい創造の場であり続けた青年座劇場で、
2017年、演劇界注目の劇作家が書き下ろす新作を連続して上演する。


第1弾――劇団チョコレートケーキの古川健氏が青年座に初登場。

ものがたり

1939年9月、ドイツ軍がポーランドに侵攻し第二次世界大戦は勃発した。
物語はその前年から始まる。

歴史教師のハロルドは善良なる市民。
妻レナーテ、娘リーザ、妻の父コントラートとベルリンに暮らすミュラー一家は、
ごく一般的なドイツ人家庭。
1938年11月、ドイツ各地で起こったユダヤ人に対する組織的暴動事件(水晶の夜)直後、
事件を受けて亡命を決意したユダヤ人の友人オットーが今後のドイツを憂える。
ナチス支持者の妻レナーテは、時流に乗らない夫に物足りなさを感じている。
夫、妻、義父、夫の友人、妻の友人、それぞれの立場からナチスドイツを語る。
その数日後、SS(ナチス親衛隊)の友人ペーターが、
ハロルドに歴史の専門知識を活かした仕事をしてほしいとSSへの入隊を奨める。
乗り気のレナーテに対し、二の足を踏むハロルドだったが……、ついに入隊を決断する。
1940年7月フランスの降伏、1942年4月ホロコースト(ユダヤ人の組織的大量虐殺)開始、
1944年9月ドイツ軍敗色濃厚、1945年4月ベルリン陥落寸前、そして……。

ドイツ崩壊が進むにつれ、反比例するかのようにナチスに傾倒していく家族。
ナチス独裁政権下のベルリンを舞台に、物語は時を移して転がっていく。


※題名の「旗を高く掲げよ」は、ナチス(国家社会主義ドイツ労働者党)党歌名。
作詞者の名前から「ホルスト・ヴェッセルの歌」ともいう。
ナチス体制下では、第二国歌的な意味合いをもった。

スタッフ・キャスト

スタッフ

=古川健

演出

=黒岩亮

美術

=阿部一郎

照明

=中川隆一

音響

=城戸智行

衣裳

=三大寺志保美

舞台監督

=尾花真

製作

=紫雲幸一

 

キャスト

ハロルド・ミュラー(夫)

=石母田史朗

レナーテ・ミュラー(妻)

=松熊つる松

リーザ・ミュラー(娘)

=田上唯

コンラート・シュルツ(祖父)

=山野史人

ロッテ(娘の友人)

=市橋恵

ペーター・マイヤー(SSの友人)

=豊田茂

バウワー(副官) =鹿野宗健
ヘルガ・シュヴァルツ(妻の友人) =渕野陽子
オットー・ワルター(ユダヤ人の友人) =嶋田翔平
ブルーノ・コッホ(障がい者の友人) =小豆畑雅一

公演日程・チケット

青年座劇場 2017年7月28日(金)~8月6日(日)

×…前売り券は完売しました。
△…残り僅か ○…少なくなってきています ◎…余裕がございます
※各日、当日券は開演45分前から販売いたします。(補助席の場合有)                                

  7月 8月
  28日 29日 30日 31日 1日 2日 3日 4日 5日 6日
 
14:00     ×     × ×
19:00 ×       ×   × ×    
受付開始は開演の45分前、開場は開演の30分前。

☆31日(月)公演終了後、アフタートークを行います。
出演=古川健(作)、黒岩亮(演出)、石母田史朗(キャスト)、松熊つる松(キャスト)
司会=濱田元子(毎日新聞学芸部)
※入場には、公演チケット半券が必要です。
 

チケット(税込) 全席指定 販売窓口
一般 4,200円 全窓口
U-25割引(25歳以下) 3,000円 青年座のみ取扱
※初日割り 3,000円 全窓口
*U-25券をお求めのお客様は当日精算のみ。受付にて身分証の確認をさせていただきます。
   
取扱先 問合せ先 取扱時間
劇団青年座 0120-291-481
ネット予約
土日祝除く
11:00~18:00
チケットぴあ 0570-02-9999
Pコード 459-336
オペレーター対応
10:00 ~ 18:00
ローソンチケット 0570-084-003
Lコード 31820
0570-000-407(オペレーター対応)
オペレーター対応
10:00 ~ 20:00
イープラス ネットのみ  

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