評決-昭和三年の陪審裁判
ものがたり
「違います!」
被告・吉田静子の悲痛な叫び声が法廷に響き渡った
その罪は放火殺人
夫と姑を焼死させたのだ
床屋 写真館 蕎麦屋 化粧品外交員 踊りの師匠 退役陸軍大佐
銀行支店長代理 古物商 呉服問屋 円タク運転手 撮影所所長 百姓
様々な職業の十二人の男たちが
東京地方裁判所に集められた
「あの女は絶対やってるよ」
「目許といい唇といいあれは正しく…」
「いやもっと分別のある女じゃないか」
「…女優にしてもいいくらいだ…ヘヘ」
「私は黒だと思うね」
「でも女はやってねって」
「嘘に決まってるじゃないか」
「おらあ…ほんとうに分かんねえす」
昭和三年十二月十七日。月曜日。仏滅。天気は晴れ。
朝九時の気温は六度、寒い日だった。
東京市内十五区と周辺の四郡部から無作為に選ばれた陪審員候補たちは、
初めて東京地方裁判所の門を潜った。
決めつけ、戸惑い、無関心、心配事、様々な人間模様の渦巻く中、
真実に向き合わされた十二人の日本人が出した結論とは?
昭和3年から15年間、日本でも陪審裁判が行われていた。
この劇は東京で初めて行われた陪審の裁判をモデルにした、
戸惑いながらも真実に向かう十二人男たちの裁判劇です。
スタッフ・キャスト
スタッフ
作 |
=国弘威雄・斉藤珠緒 |
演出 |
=鈴木完一郎 |
照明 |
=中川隆一 |
音響 |
=高橋巖 |
舞台監督 |
=安藤太一 |
製作 |
=森正敏 |
キャスト
若松(陪審員)・床屋 |
=平尾仁 |
木村(陪審員)・写真館 |
=山野史人 |
森山(陪審員)・蕎麦屋 |
=井上智之 |
高井(陪審員)・化粧品外交員 |
=大家仁志 |
金杉(陪審員)・踊りの師匠 |
=若林久弥 |
大島(陪審員)・退役陸軍大佐 |
=田中耕二 |
野口(陪審員)・銀行支店長代理 | =豊田茂 |
坂本(陪審員)・古物商 | =山口晃 |
加藤(陪審員)・呉服問屋 | =永幡洋 |
岩切(陪審員)・円タク運転手 | =小豆畑雅一 |
中西(陪審員)・撮影所所長 | =名取幸政 |
田代(陪審員)・百姓 | =川上英四郎 |
裁判長 | =堀部隆一 |
検事 | =高松潤 |
弁護士 | =佐藤祐四 |
拘置所職員 | =桜木信介 |
吉田静子・被告 | =原口優子 |
公演日程・チケット
青年座劇場 5月14日(水)~ 20日(火)
☆:追加公演
5月 | |||||||
14日 | 15日 | 16日 | 17日 | 18日 | 19日 | 20日 | |
水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 月 | 火 | |
14:00 | ● | ● | ● | ● | |||
19:00 | ● | ● | ☆ | ● |
チケット(税込) | 全席指定 | 販売窓口 |
一般 | 4,000円 | 全窓口 |
ゴールデンシート(65歳以上) | 3,200円 | 青年座のみ取扱 |
ユニバーシート(大学・各種学校生) | 2,800円 | 青年座のみ取扱 |
チェリーシート(高校生以下) | 2,500円 | 青年座のみ取扱 |
取扱先 | 問合せ先 | 取扱時間 |
劇団青年座 | 0120-291-481 | 土日祝除く 11:00~18:00 |
チケットぴあ | 0570-02-9999 Pコード 384-867 0570-02-9988(オペレーター対応) |
オペレーター対応 10:00 ~ 18:00 |
ローソンチケット | 0570-084-003 Lコード 39982 0570-000-777(オペレーター対応) |
オペレーター対応 10:00 ~ 20:00 |
イープラス | ネット販売のみ |